高気密高断熱住宅のデメリットを大暴露!後悔しない家づくりにおいて押さえておきたいポイント6つとは?

新築マイホームの購入を検討されている方は、下記のような悩みをお持ちではないですか?

  • 【高気密高断熱】という言葉をなんとなく知っていてこれからの家づくりに取り入れたいと考えているけど、ネット上で後悔している口コミを見て不安・・・
  • 「高気密高断熱住宅の情報が沢山ありすぎて何をみたらいいか分からない!」
  • 高気密高断熱住宅の会社ってどういう基準で選べばいいの?

お気持ちはよく分かります。

家の購入は高額かつ多くの方にとって一生に一度の買い物になります。
失敗したくないですよね。

インターネットで検索しても難しい言葉が沢山出てきて、勉強しようにもなかなか重い腰があがりません。

高気密高断熱住宅で後悔しないためには、あらゆる情報源(書籍・YouTube・高性能住宅に強い相談窓口など)から高気密高断熱住宅のメリット・デメリットとその対策について学んだ上で、会社を選ぶことが重要です。

当記事では、我が家が実際に高気密高断熱住宅について学んだ情報を詳しくまとめました。

さらに、高気密高断熱住宅を建てて後悔している人の口コミと、その理由と対策も紹介します。

この記事では下記の疑問や不安にすべて応えます。

  • そもそも高気密高断熱住宅とは?
  • 高気密高断熱住宅のメリット・デメリット
  • 高気密高断熱住宅で後悔する理由と対策
  • 高気密高断熱住宅に住んでみて1年半の我が家のリアルレビュー
  • 高気密高断熱住宅の我が家の価格
  • 我が家の光熱費と一般的な光熱費との比較
  • 高気密高断熱住宅を建てる時に後悔しないために押さえておきたいポイント6つ

当記事は下記の方におススメです。

  • これから新築マイホームを建てる予定がある
  • 高気密高断熱住宅について簡単に知りたい
  • 高気密高断熱住宅のデメリットをきちんと把握しておきたい
  • 実際に高気密高断熱住宅に住んでいる人のレビューを見たい

この記事は、快適な高気密高断熱住宅ライフを実現するためのお役に立つでしょう。

ぜひ、読み進めてください!

目次

高気密高断熱住宅とは?

高気密高断熱住宅のデメリットをお伝えする前に、高気密高断熱住宅とはそもそもどういうものなのか?を簡単にお伝えします。

高気密とは?

高気密とは、住宅内部と外部のすき間を少なくして気密性を高めた状態のことです。

気密性が高いと、主に下記3点の効果があります。

  • 外気の侵入を防げるため、外部環境の影響を受けにくい
  • 外気温の影響を受けにくいため、室温を一定に保てる
  • 室内の空気が漏れにくいため、建物全体の換気をコントロールできる

高気密住宅は、住宅内のすき間をふさぐことで、外気の侵入と室内の空気の漏れをなるべく防ぐ構造になっています。

気密性を表す言葉として「C値」があります。

C値とは「相当隙間面積」というもので、延べ床面積1㎡あたりに、すき間が何㎠あるかを表したものです。

「数値が小さければ小さいほど、すき間が小さい」=気密性が高い と言えます。

C値は専用の測定器を使って測定をしなければ確認できず、建物によっても異なるので一棟ごとの実測が必要となります。

高断熱とは?

高断熱とは、住宅内部と外部の熱の移動を少なくして断熱性を高めた状態のことです。

断熱性が高い場合も、外気の影響を受けにくいため室温を一定に保てます。

高断熱住宅は、外壁・屋根・天井裏・床下などに高性能な断熱材を使用し、断熱機能の高い窓やサッシを採用することで外気の影響を受けにくい構造になっています。

断熱性を表す言葉として「UA値」(外皮平均熱貫流率)があります。

UA値は、外皮(屋根や外壁、床、窓やドア等の開口部など建物の表面)から住宅全体の冷暖房に使った熱がどれくらい逃げやすいかを示す数値です。

「UA値が小さいほど、熱が逃げにくい」=断熱性が高い と言えます。

高気密と高断熱を組み合わせることでエネルギー使用量を抑えながら、夏涼しく、冬暖かい室内環境を実現できます。

HEAT20とは?

住宅の断熱に関する新しい設計基準のことです。

HEAT20(ヒート20)はもともと、「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」という団体名を表す言葉です。

HEAT20が提案する新しい断熱基準の総称「断熱グレードG1・G2・G3」があります。

スクロールできます
地域区分12345678
北海道青森
岩手 など
東北
長野 など
関東~九州北部宮崎
鹿児島
沖縄
断熱等級31.04以下1.25以下1.54以下
断熱等級4
(省エネ基準)
0.46以下0.56以下0.75以下0.87以下
断熱等級5
(ZEH基準)
0.4以下0.5以下0.6以下
HEAT20 G10.34以下0.38以下0.46以下0.48以下0.56以下
断熱等級6
(HEAT20 G2相当)
0.28以下0.34以下0.46以下
断熱等級7
(HEAT20
G3相当)
0.20以下0.23以下0.26以下
引用:【断熱性能(UA値)基準一覧】ちょうどいい塩梅の家づくりBE ENOUGHより編集

2030年には等級5がすべての新築住宅について義務化されることが決まっています。

これから家を建てるのであれば、最低でも等級5、できれば等級6【HEAT20/G2】を目指すのがよいでしょう!

高気密高断熱住宅の9つのデメリット

これからの家づくりは省エネ・快適性を実現できる「高気密高断熱住宅」がスタンダードとは言え、デメリットも多いのが事実です。

よくある高気密高断熱住宅のデメリットは下記9点です。

  1. 建設費用がかかる
  2. 内部結露が発生するリスクがある
  3. ハウスダスト・ダニ対策が必要である
  4. 息苦しい・気持ち悪いと感じる
  5. 夏場に熱気がこもる
  6. においがこもる
  7. 空気が乾燥しやすい
  8. 開放感に欠ける
  9. 石油ストーブの使用に向いていない

上記の内容を詳しく説明します。

1.建設費用がかかる

高気密高断熱住宅は、断熱性や気密性を高めるための特殊な施工技術や、機能性の高い資材・設備などが欠かせないため、一般的な住宅と比べて初期費用が高額です。

しかし、高気密高断熱住宅はエネルギーコストを大幅に削減できるため、長期視点で捉えると初期費用を回収できる可能性が十分にあります。

そのため、初期費用の額にとらわれず、長期的に見てどちらがコストがかからないかを判断することが大切です。

2.内部結露が発生するリスクがある

壁・床・天井部分に断熱材が入ると、屋内外の温度差により断熱材同士のすき間から結露が発生するリスクがあります。

外壁内部で発生する結露を内部結露と言いますが、内部結露が発生すると、建物の損傷やカビの原因になってしまうため家の寿命に影響します。

カビを餌とするダニも繁殖するので、喘息やアレルギー、シックハウス症候群などの健康被害も引き起こします。

内部結露対策は断熱材のすき間を埋める施工が必須で、腕の良い信頼できる住宅会社や工務店に依頼することが重要です。

3.ハウスダスト・ダニ対策が必要である

高気密高断熱住宅では、アレルギーの原因となるハウスダスト・ダニ対策が必要です。

高気密高断熱住宅は空気がこもりやすいことにより、ハウスダストがたまりやすく、ダニも増殖しやすいからです。

ダニ予防やハウスダストをためない対策は、シンプルに「換気」です。

平成15年から、【24時間換気システム】の導入が義務化されています。

24時間換気システムを導入すれば、窓を閉めたままでも室内の空気を循環させることができます。

しかし、国の基準は低く、十分に換気できないリスクの高いシステムでも認可されてしまっているのが現実です。

住宅会社や工務店に任せっきりにすると後悔します。

施主自身が換気システムとメンテナンス・運用についてしっかり学び主張しましょう。

4.息苦しい・気持ち悪いと感じる

高気密高断熱住宅では、何も対策をしないと息苦しい・気持ち悪いと感じたり、睡眠の質が落ちたりする健康リスクがあります。

気密性が高い家はすき間が少ないので、人間が出した二酸化炭素が換気されず二酸化炭素濃度が高くなるからです。

息苦しいなどの不快感も、「換気」が十分にできていれば解消できます。

ハウスダストの対策と同様に、換気システム選びとメンテナンスの意識が大事です

5.夏場に熱や湿気がこもる

気密性が高いと空気の出入りする場所が限られるため、室内の熱や湿気がこもりやすくなります

高気密高断熱住宅では、窓を閉めてエアコンを切った状態で太陽の熱を取り入れると、室内が非常に暑くなります。

一方で、涼しい空気を閉じ込めることも得意です

「涼しい空気を閉じ込める」特徴を活かせば、高気密高断熱住宅で夏を快適に過ごせます。

「涼しい空気を閉じ込める」特徴を活かす方法は下記の2点です。

  1. エアコンをフル活用する
    • 高気密高断熱住宅は驚くほど電気代がかからない
    • 26度~28度に設定して、運転したまま出かける
  2. 窓から入ってくる太陽の熱をさえぎる
    • 室内の冷気が長持ちする
    • 太陽光は室外でさえぎると効果的である
    • すだれ」や「アウターシェード」を設置する
    • 室内での遮熱として「ハニカムブラインド」も合わせて設置すると効果は絶大である
我が家のハニカムブラインド

6.においがこもる

空気を室内にとどめる性質がある高気密高断熱住宅では、「におい」もとどめます。

揚げ物など、においの強い食事の後は特に残りやすいです。

におい対策でも重要になるのが「換気」です!

換気を軽視していると、高気密高断熱住宅におけるデメリットの多くを受け取ることになります。

7.空気が乾燥しやすい

高気密高断熱住宅は室温を高く保てるため、相対湿度が下がる季節は必ず空気が乾燥します

相対湿度が下がる」とは、水分量が少ない空気を室内で暖めると、湿度が下がり乾燥する状態のことです。

特に冬の空気は空気中の水分量が少なく、水分量が少ない空気を室内で暖めると、湿度が下がり乾燥します。

引用:パナソニック株式会社「冬に空気が乾燥する理由と、乾燥対策にオススメの最新家電」

空気中の水分量は気温によって変動するため、室温が高い分、相対湿度は低くなります。

空気の乾燥対策もシンプルで、「加湿」をすることです。

高気密高断熱住宅において、加湿器の設置は必須です!

8.開放感に欠ける

高気密・高断熱だけを求めると、開放感のない「閉じた家」になってしまいます。

開口部である窓は断熱性が低いため、優れた断熱材に加えて窓が少なくて小さい家を建てる必要があるからです。

反対に開放感を求めるには、窓を増大する必要があります。

断熱性を損なわずに窓を増大する方法は、窓の性能を高めることです。

高気密高断熱住宅で快適に住むためには、窓選びも重要なのです!

また窓選びに失敗すると、冬は窓際が寒くなるので結露のリスクもあります。

オープンな室内空間と快適な暮らしを両立するために、値段は張りますが、断熱性能の高い複層の窓ガラスや樹脂のサッシを採用しましょう

9.石油ストーブの使用に向いていない

すき間がほとんどない高気密の住宅では、一酸化炭素中毒になる危険性が高いため、石油ストーブなどの燃焼系器具の使用に向いていません

燃焼系暖房器具は、1時間のうちに2~3回窓を開けて換気する必要があるのですが、高気密高断熱住宅の24時間換気システムでは換気量が不十分です。

とはいえ、窓をあけると室内の空気が外に逃げ、せっかく暖めた空気も冷えてしまうので熱効率が良くありません。

高気密高断熱住宅では、室内の温度管理を効率的にできるエアコンの使用が推奨されます。

高気密高断熱住宅で後悔する理由と対策

年中快適に過ごせると言われている高気密高断熱住宅ですが、冬場寒い・夏場暑いといった後悔の口コミが見られます。

知識不足のために、事前対策が不十分だったからだと思われます。

ここでは、下記3つについてまとめました。

  1. 高気密高断熱住宅で後悔している人がいる理由
  2. 高気密高断熱住宅なのに冬場暑い理由と対策
  3. 高気密高断熱住宅なのに夏場暑い理由と対策

上記の内容について詳しく説明します。

高気密高断熱住宅で後悔している人がいる理由は?

住宅会社が「高気密高断熱住宅」だと謳っていても、実は断熱性能・気密性能が十分でない場合が多いからです!

高気密と高断熱には国で定められた明確な基準が存在しないため、ハウスメーカーや工務店によって技術の差が大きいためです。

新築だから、大手ハウスメーカーだから「間違いない!」という考えは危険です。

また、冷暖房エネルギーに頼り過ぎないパッシブデザインがあります。

高気密高断熱住宅なのに冬場寒くて夏場暑くなる理由に、パッシブデザインを取り入れていないことが挙げられます。

「パッシブデザイン」は住宅の設計手法の一つで、自然エネルギーを活用して快適な住空間の実現を目指します。

パッシブデザインには、「日射取得「日射遮蔽(しゃへい)」といった手法があります。

年中快適な住まいを実現するためには、HEAT20/G2以上の高い「断熱」に加えて、「日射取得」「日射遮蔽」を取り入れる必要があります!

高気密高断熱住宅なのに冬場寒い理由と対策

冬場寒い理由は下記3点です。

  1. そもそも家全体の断熱性能・気密性能が十分でない
  2. 吹き抜けなど、間取りによって空気の循環が悪い
  3. パッシブデザインの「日射取得」を取り入れていない

上記3つの理由の対策を紹介します。

1.【そもそも家全体の断熱性能・気密性能が十分でない】の対策

なにを隠そう、まずは会社選びが大切です。

会社を選ぶ際に、必ず押さえておきたいポイントは下記3点です。

  1. UA値」「C値」などの具体的な数値を明示している
  2. 気密測定を行っている
  3. 国の省エネ基準(断熱等級4)ではなく、HEAT20を重視している会社

上記の基準は最低限押さえておきましょう。

2.【吹き抜けなど、間取りによって空気の循環が悪い】の対策

サーキュレーターを使用してエアコンで暖まった空気を循環させましょう。

もともと暖かい空気は部屋の上方に、冷たい空気は下方に集まる性質があるからです。

基本サーキュレーターはエアコンの対角線上に置きます。

エアコンから出る暖かい風に向けて送風することで、天井に溜まりやすい暖風が部屋中に行き渡ります。

家具の配置などで対角線上に置くのが難しければ、サーキュレーターを真上に向けて天井に送風することで上下の空気が効率的に循環します。

空気が循環することで室内の温度差がなくなり、設定温度を上げることなく快適な室温を保てる効果があります。

3.【パッシブデザインの「日射取得」を取り入れていない】の対策

日射取得を取り入れる方法は下記4点です。

  1. パッシブデザインの知識のある会社を選ぶ
  2. 日照シミュレーションを実施しながら設計を行う
  3. できるだけ多くの窓を南面に設ける(冬の太陽は南にいる時間が長く、高度も低いので南面の日射量がとても大きいため)
  4. 南側の窓に高性能な日射取得型の窓を採用する

パッシブデザインの日射取得とは「冬は日射を取り込んで、室温をあげる」手法です。

引用:一般社団法人 環境共生まちづくり協会 環境共生住宅とパッシブデザイン

気密性能・断熱性能が十分である前提で、日射取得を取り入れると冬でも暖かい家を実現できます。

日照シミュレーションは「日当たり君」などの無料ソフトがありますので、ぜひ活用してください。

我が家も工務店に作成してもらいました!

日照シミュレーションの図

高気密高断熱住宅なのに夏場暑い理由と対策

夏場暑い理由は主に下記3点です。

  1. そもそも家全体の断熱性能・気密性能が十分でない
  2. 吹き抜けなど、間取りによって空気の循環が悪い
  3. パッシブデザインの「日射遮蔽(しゃへい)」を取り入れていない

上記3つの理由の対策を紹介します。

そもそも家全体の断熱性能・気密性能が十分でない】理由の対策

冬場寒い場合と同様に、まずは会社選びが大切です。

会社を選ぶ際に、必ず押さえておきたいポイントは下記3点です。

  1. UA値」「C値」などの具体的な数値を明示している
  2. 気密測定を行っている
  3. 国の省エネ基準(断熱等級4)ではなく、HEAT20を重視している会社

上記の基準は最低限押さえておきましょう。

吹き抜けなど、間取りによって空気の循環が悪い】理由の対策

冷たい空気は下に向かう性質があるため、サーキュレーターを使用してエアコンの冷気を循環させましょう。

冬場寒い場合と同様に、基本サーキュレーターはエアコンの対角線上に置きます。

エアコンから出る冷たい風に向けて送風することで、床部分にたまりがちな冷気が部屋中に行き渡ります。

サーキュレーターとエアコンの併用は、節電効果や部屋の換気にもなるため、積極的に取り入れたいアイテムです。

パッシブデザインの「日射遮蔽(しゃへい)」を取り入れていない】理由の対策

日射遮蔽を取り入れる方法は下記4点です。

  1. パッシブデザインの知識のある会社を選ぶ
  2. 日照シミュレーションを実施しながら設計を行う
  3. 夏期の昼を中心に、軒や庇(ひさし)の長さや高さを設計する
  4. アウターシェードなどの外付けの日除けを設置する

パッシブデザインの日射遮蔽とは「夏は日射の侵入を遮って室温の上昇を抑える」手法です。

引用:一般社団法人 環境共生まちづくり協会 環境共生住宅とパッシブデザイン

気密性能・断熱性能が十分である前提で、日射遮蔽を取り入れると夏でも涼しい家を実現できます。

我が家の庇とアウターシェード

高気密高断熱住宅の8つのメリット

高気密高断熱住宅はデメリットが多いですが、事前対策をして高性能な家に仕上げれば長期的なメリットを享受できます!

高気密高断熱住宅の主なメリットは下記8点です。

  1. 年中快適に過ごせる
  2. エネルギー効率が良く、光熱費の節約になる
  3. ヒートショックを予防できる
  4. 遮音性が高い
  5. 結露が発生しにくい
  6. .家が長持ちする
  7. 資産として高い価値を保てる
  8. 室内干しの洗濯物が乾きやすい

上記の内容を詳しく説明します。

1.年中快適に過ごせる

高気密高断熱住宅では、エアコンで調整した室内の温度が安定して保たれるため、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。

気候変動で猛暑や厳しい寒さを実感する昨今、お家時間を快適に過ごせることは大きなメリットです。

家を建てた後に大半の方が後悔することは、「結露」に加えて「暑さ」と「寒さ」です。

年中快適に過ごすために、家の性能を重視した家づくりをおすすめします。

2.エネルギー効率が良く、光熱費の節約になる

高気密高断熱住宅では、外気の影響を受けずに住宅内の温度を一定に保つことができるため、ゆるい設定温度でも冷暖房の効きが良く、光熱費を抑えることが可能です。

消費エネルギーが少なく済むと、二酸化炭素の排出量の削減につながるため、地球温暖化対策にも役立ちます。

3.ヒートショックを予防できる

高気密高断熱住宅では、気温の変化により血圧が上下して心臓や血管の疾患が起こる、ヒートショックを予防できます。

高気密高断熱住宅は室内の温度や湿度が安定するため、部屋ごとの温度差を小さくできるからです。

ヒートショックによる死亡者数は年間20,000人以上と言われていて、交通事故死の6~7倍にもなります。

気温差に影響される血圧の変化は年齢に関係なく誰にでも起こるため、ヒートショックを予防できる高気密高断熱住宅は、赤ちゃんから高齢者まで安心して暮らせる健康住宅と言えるでしょう。

4.遮音性が高い

高気密高断熱住宅はすき間が少ないことに加え、外壁・断熱材・内壁の層構造があるため遮音性が高くなります

音漏れや外から入ってくる音も少なくできるので、生活騒音が気になる家庭や電車・車の往来が激しい道路の側に建てる場合は特にメリットを感じるでしょう。

一方で、高気密高断熱住宅の中で発生した音は逃げ場がなくなるため、家の中で反響しやすいです。

特に音は広い空間になるほど反響するため、吹き抜け・リビング階段・ワンフロアなどの間取りにする際はよく検討しましょう。

5.結露が発生しにくい

高気密高断熱住宅では、空気中に含まれる水蒸気が温度差のある場所に水滴となって現れる「結露」が発生しにくいです。

理由は下記の2点です。

  1. 高い断熱性能で壁や窓の表面が冷えにくく、室内外の温度差を小さくできるため
  2. 気密性が高いことで、すき間からの外気の侵入を防げるため

気密性が高いと夏場に湿気がこもるというデメリットがありましたが、湿気も結露の原因となります。

湿気がこもることによる結露も、きちんと「換気」をすることで対策できます。

6.家が長持ちする

高気密高断熱住宅は内部結露が発生しやすい反面、きちんと施工された高性能な家に仕上がれば、逆に「結露」が発生しにくいため長持ちします!

結露によって木材が腐ったりカビが生えたりすると、家の耐久性を損なって寿命が縮みます。

性能の良し悪しで、出てくる効果が真逆になるのです。

寿命の長い家に住むために、HEAT20基準の家を建てた上でしっかり24時間換気をしましょう。

7.資産として高い価値を保てる

高気密高断熱住宅は資産価値が長く続くと言われています。

高気密高断熱住宅では下記の要素が注目されているからです。

  • 省エネ性能の向上
  • 快適な住環境
  • 環境への配慮
  • 法規制の強化
  • メンテナンスコストの低減

危機的状況にある地球環境問題に直面して、省エネルギーへの取り組みや限りある資源の有効活用が急務だからです。

住宅の省エネを実現するため、2025年4月からすべての新築建築物で、省エネ基準の適合を義務付けることが決まっています。

省エネ基準の適合義務化に先駆けて、2024年4月に国土交通省から「建築物省エネ法に基づく建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度」が施行されました。

引用:国土交通省 「建築物省エネ法に基づく建築物の販売・
賃貸時の省エネ性能表示制度」とは

事業者が新築建築物の販売・賃貸を広告する際、省エネ性能のラベル表示を求めるものです。

4月以降に建築確認申請を行った物件は、実質的に表示することが義務付けられており、中古住宅でも省エネ性能のラベル表示が普及していく可能性が高いです。

ラベルを見て住宅性能の良し悪しを比較できるようになるため、「省エネ性能が高い家」の価値はますます高くなります。

住宅の省エネを実現するためには、高気密高断熱であることが必須です。

「将来の資産価値」を考えたら、高気密高断熱住宅を建てない理由はないでしょう。

8.室内干しの洗濯物が乾きやすい

高気密高断熱住宅は下記2点の理由により、室内で洗濯物が乾きやすい環境です。

  • 気密性が高いことにより、外気から無駄な湿気が入ってきづらいため
  • 冬の高気密高断熱住宅では「相対湿度」が下がることにより、室内が乾燥するため

花粉や黄砂、梅雨の時期など年間通して洗濯物を室内で干す機会は意外とあるので、衣類乾燥機を使わない方はメリットを感じるでしょう。

高気密高断熱住宅の家が必要ない人とは?

高気密高断熱住宅の家が必要ない人は下記のとおりです。

  • 冬の暖房は石油ストーブやガスファンヒーターが好き
  • 夏のエアコンの冷気が嫌い

デメリットで記載したとおり、高気密高断熱住宅では一酸化炭素中毒の可能性があるため、燃焼系の暖房器具を使うのは危険です。

また夏場に直接エアコンの冷気を浴びるのが苦手だからと窓を開け放ってしまうと、高気密高断熱住宅の【室温を外に逃がさない】性質を活用することができません。

上記に該当する方は高気密高断熱住宅には向かない人といえます。

高気密高断熱住宅に住んでみて1年半の我が家のリアルレビュー

家づくりにおいて目に見えない性能を最優先にこだわった我が家ですが、実際の住み心地や気になる価格はどうだったのか?包み隠さず紹介します!!

1.我が家の基本情報

我が家の基本情報は下記のとおりです。

  • C値0.61】【UA値0.28】【 HEAT20のG2グレード】
  • 断熱等級は6等級ですが、ほぼ7等級に近い数値
  • 夫婦+未就学児2名の4人家族
  • オール電化
  • 太陽光発電あり

立地や設備面もある程度は希望があったので、限られた予算で高気密高断熱を実現できると判断した地元工務店(アイフルホームFC加盟店)に依頼しました!

2.高気密高断熱住宅に住んでみて感じるデメリット3点を大暴露!

性能が高い家に住んで「困ることがない」ということはなく、不便さを感じることはもちろんあります。

筆者が高気密高断熱住宅に住んでみて感じるデメリットは、下記3点です。

  1. 夏場の熱気と湿気
  2. 冬と春は乾燥しやすい
  3. 換気システムの清掃をしなければならない

上記の内容を詳しく説明します。

1.夏場の熱気と湿気

「夏場に熱気と湿気がこもる」というのを実感しています。

特にあたたかい空気は上にたまるので、2階は蒸し風呂みたいになります。

ただし、真夏でエアコンをかけずに長時間放置した場合に限ります

庇(ひさし)を出して日射遮蔽を意識してはいますが、2階は屋根が近いということもあり太陽熱の影響を受けやすいようです。

ただし、エアコンをつけるとすぐに快適な温度に変わります!

以前築40年以上の社宅に住んでいた時、真夏は冷房24度に設定することがたびたびありました。

今は最初に除湿をして、その後冷房27度の設定で十分快適となりました。

真夏はエアコンをつけっぱなしにしておくのが良いというのを実感しますが、寝るためだけに利用する寝室でエアコンをつけっぱなしにするのがもったいなくて消しています。

エアコンを常時使用しないかわりに、24時間換気システム+扇風機を常時つけることで空気を入れ替え湿度をやわらげています

また、我が家は各部屋にエアコンを設置しているのですが、屋根裏エアコンや床下エアコンという空調計画があります。

エアコン1~2台で家全体を冷暖房できる設計です。

直接エアコンの風を浴びることで感じる冷えを予防したり、エアコンの台数が少ないことで買い替え費用が安く済んだりするメリットがありますが、施工技術が必要なので業者を見極める必要があります。

高気密高断熱の施工に加えてさらにコストもかかるので、予算に余裕のある方は上記の空調計画も視野に入れて家づくりを検討されてはいかがでしょうか。

2.冬と春は乾燥しやすい

冬と春は空気中の水分が少なく、高気密高断熱住宅の欠点である「乾燥」を強く実感する時期です。

特に私は乾燥肌なので、何もしないとお肌が悲鳴をあげてしまいます。

空気清浄機についている加湿機能では追いつかないので、我が家では大型加湿器を設置しています。

1階全てを1台で加湿をしていることもあり、乾燥がひどい時はターボ・70%のボタンで丁度良い湿度感です。

今は子どもが小さいので寝室とリビングの2台のみの設置ですが、加湿器の掃除と水の入れ替えが面倒です。

とはいえ高気密高断熱住宅でない気密性が低い家でも、結局のところ外の乾燥した空気が隙間から室内に入ってきてしまいます。

特に冬と春の空気の乾燥は仕方がないものと考え、掃除や部品の買い替えが楽な加湿器選びを重視しています。

3.換気システムの清掃をしなければならない

高気密高断熱住宅では「換気」がとても大切だということをお話ししました。

我が家の換気システムは第一種ダクト式熱交換換気システム 熱交気調で、フィルター掃除を1カ月~1カ月半周期で清掃しなければなりません

換気扇のスイッチのところで、フィルターのお手入れランプが点灯して知らせてくれます。

掃除自体はフィルターを取ってお風呂場で水洗いするだけでいいので難しくはないのですが、1階と2階の2か所あるのと頻度が多いのでやや面倒です。

しかし、換気システムの清掃を怠ると室内の空気が汚れるので絶対にサボれない作業なのです!

高気密高断熱住宅に住んでみてトータル満足度は高い!

実際に住んでみて感じるデメリットを3点を暴露しましたが、トータルでの住み心地ははっきり言って最高です!

筆者が高気密高断熱住宅に住んでみて感じる住み心地について、下記3点を取り上げます。

  1. 暑さや寒さはどんな感じ?
  2. 息苦しさや気持ち悪さを感じる?
  3. 遮音性について

上記内容を詳しくご説明します。

1.暑さや寒さはどんな感じ?

夏も冬もエアコンをつければ快適そのものです。

ゆるい運転で良いので、風向きを調整すれば「冷えすぎ」や「暑すぎ」を避けることができます。

あたたかい空気を閉じ込めることが得意な高気密高断熱住宅では、冬のメリットを特に感じます。

床暖房などなくても、素足で十分暖かいのです!!

必要以上に着込む必要がないので、身軽に過ごせます。

また室内が暖かいので、季節の変わり目などに外に出ると、想像よりもずっと寒くて上着が必要だったということが何回もあります。

朝はバタバタしているので、上着を取りに室内に戻るのはある意味デメリットかもしれませんね(笑)

2.息苦しさや気持ち悪さを感じる?

正直、最初の方は息苦しさというか、違和感は少し感じました。

窓をあける頻度が圧倒的に少ないということと、住居自体新しく慣れていないということもあったと思いますが、1年住んでその違和感はなくなりましたよ!

また高気密高断熱住宅といえど、窓をあけずにエアコンでずっと室温管理をしなければならないという訳ではなく、快適な季節や時間帯には窓をあけて外の空気と室内を同じ温度にすれば良いのです。

真夏・真冬は過酷な季節なので窓は閉め切っていますが、初夏や秋など風を感じたい時には窓をあけて気分転換しています♪

3.遮音性について

遮音性が高いことも強く実感します!

分譲地に家を建てたので、となりに新しい家が我が家の後に経ちました。

普通となりで建築工事があると結構な音がすると思いますが、全く気にならないレベルでした。

当時0歳の子どもも、すやすやお昼寝していましたよ。

一方、遮音性が高いということは室内に音が響きやすいということでもあります。

我が家はリビング階段という構造もあいまって、1階の生活音が2階の部屋によく響きます。

室内間での生活音を気にされる方は、階段の位置や吹き抜けの有無などの間取りに注意した方が良さそうです。

我が家は「子ども達が家にいる期間はそう長くはない」と考えて、将来的に夫婦2人が生活しやすい間取りを優先しました!

高気密高断熱住宅の我が家の価格

我が家の価格は延床約34坪で、(税込み)約2700万でした!

住宅価格は数年で20%~25%上昇したと言われていますが、決して大きくない家にしてはやはり高くついてしまいました。

私たち夫婦は、住宅ローンの金額だけにこだわるのではなく、生涯コストを抑えた暮らしが大事だと考えました。

生涯コスト=「住宅ローン」+「光熱費」+「維持費」です!

安物買いの銭失いにはなりたくないので、立地やデザインなど、性能以外で折り合いをつけてなんとか予算内に収めました。

高気密高断熱住宅の光熱費は本当に安い?

高気密高断熱住宅では、エアコンをつけっぱなしにしていても一般的な住宅と光熱費は変わらないか、むしろ安いと言われています。

実際のところはどうなのか、具体的な我が家の光熱費も紹介します。

アイフルホームの我が家の光熱費

月々の光熱費はこちら!(2023年04月~2024年03月)

我が家はオール電化で、ソーラーパネルをつけて太陽光発電をしています。

晴れた日で発電できている時間帯は自家消費をしているので、実質の料金は一番右に記載の料金です。

年月支払った電気代実際の電気代
2023年04月10,516円14,933円
2023年05月8,361円12,186円
2023年06月7,917円13,622円
2023年07月9,365円14,311円
2023年08月7,940円12,600円
2023年09月8,336円12,716円
2023年10月7,540円11,128円
2023年11月10,443円13,898円
2023年12月12,418円17,075円
2024年01月16,552円20,856円
2024年02月16,012円20,283円
2024年03月13,495円18,716円

冬の光熱費がぐっとあがっていますが、暖房と加湿器の常時運転に加え、浴室乾燥機を使う機会が多かったからかなと推測しています。

高気密高断熱住宅の一般的な光熱費

以下に、差額が一番大きかった月と年間の光熱費を記載しています。

総務省統計局のデータより、4人家族の平均光熱費(電気・ガス・その他光熱代)を引用しました。

一般的な光熱費我が家の光熱費差額
2023年04月21,995円
14,811円(電気)
6,700円(ガス)
484円(その他)

14,933円
※オール電化
7,062円
2023年度合計212,612円182,324円30,288円
引用:「家計調査結果」(総務省統計局)(第3-13表 世帯人員,世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の支出)

1階リビングは冷暖房をほぼつけっぱなしにしていましたが、月平均2,400円の光熱費削減に成功しています
なお、太陽光発電の売電金額は月平均約5,500円(年間約66,000円)でした

高気密高断熱住宅を建てる時に後悔しないために抑えておきたいポイント6つ

これから高気密高断熱住宅を建てられる方に向けて、「建てる前に押さえておきたいポイントは何か?」を紹介します。

我が家が、家づくりの際に書籍・YouYubeなどから学んで重要だと思ったポイントは下記6点です。

  1. 会社選び
  2. 断熱性能
  3. 気密性能
  4. パッシブデザイン
  5. 換気計画
  6. 性能体感

さらに、上記それぞれの内容を簡単にまとめました。

ぜひ、家づくりの参考にしてください!

1.会社選び

会社選びで押さえるポイントは下記4点です。

  1. 「UA値」「C値」などの具体的な数値を明示している
  2. 気密測定を行っている
  3. 国の省エネ基準(断熱等級4)ではなく、HEAT20を重視している会社
  4. パッシブデザインの知識がある

2.断熱性能

断熱性能で押さえるポイントは下記4点です。

  1. HEAT20でG2グレード以上を確保する
  2. UA値で以下の数値を目指す
    • 関東~九州・宮崎・鹿児島 0.46以下
    • 東北・長野など 0.34以下
    • 北海道/青森・岩手など 0.28以下
  3. 断熱材の種類・ダブル断熱を意識する
  4. 性能ができるだけ高い窓を採用する

3.気密性能

気密性能で押さえるポイントは下記2点です。

  1. C値1.0以下をめざす
  2. 気密測定を全棟実施している

4.パッシブデザイン

パッシブデザインは下記5つの手法があります。

パッシブデザインの手法
  1. 断熱・気密
  2. 日射遮蔽
  3. 自然風利用
  4. 中光利用
  5. 日射熱利用暖房(パッシブ・ソーラー)

パッシブデザインの5つの手法の中で、【断熱・気密】【日射遮蔽】【日射取得(日射利用暖房)】を特に意識しましょう。

パッシブデザインで押さえるポイントは下記4点です。

  • パッシブデザインの知識がある会社を選ぶ
  • 季節ごとの日射遮蔽と日射取得
  • 施主自身も学び、間取りや設備に生かす
  • 窓の配置・大きさ・性能を意識する
    • 南面:大きく多く
    • 東西北面:小さく少なく

5.換気計画

換気システムは大きく3つの種類があります。

なお、第2種換気は病院などで使用されるシステムですので、一般住宅では第1種か第3種換気を選ぶことになります。

引用:Wellnest Home 早田 宏徳が解説! 第1種・第2種・第3種 換気って何?
換気システムの種類と違い、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介

第1種・第3種換気システムは、ダクトの有無や排気方法などで分けると全部で5種類ありますが、換気計画で押さえるポイントは下記3点です!

  1. 採用されているファンの種類
  2. 外部フィルターの位置と掃除方法
  3. 熱交換機能がついているか?
引用:BE ENOUGH 第一種換気はマスト?換気システムの種類や選び方、メンテナンスについて徹底解説!

第1種・第3種換気(5種類)それぞれにメリット・デメリットがあります。

専門家の中でも様々な意見があり、一概に「このシステムが良いよ!」と言い切れません。

だからこそ、どういうシステムで成り立っているのか?メンテナンスはどうなのか?を把握しておきたいですね。

6.性能体感

いきなり家を建てるよりも、高気密高断熱の性能を実際に体感することをおすすめします!

性能体感で押さえるポイントは下記4点です。

  1. 宿泊体験ができるモデルハウスがある(高気密高断熱住宅の息苦しさが心配なら、実際に宿泊してみる)
  2. 真夏・真冬の過酷な季節にモデルハウスを見学して、冷暖房設定を確認する
  3. モデルハウスで取り入れられている窓や、断熱材の種類を聞いて学ぶ
  4. OB訪問をして、家主に実際の住み心地や気になることを質問する

まとめ|高気密高断熱住宅のデメリットを知って後悔しない家づくりをしよう!

高気密高断熱住宅はデメリットが多いため、会社選びの段階から慎重に選ぶ必要があります。

高気密高断熱住宅を建てるにあたり、よく聞く「断熱」だけに意識がいきがちな方が多いのですが、断熱以外のバランスが非常に大事です。

下記5点を特に意識しましょう!

  1. HEAT20を重視しており、施工実績のある会社選びをする
  2. 断熱性能・気密性能の目標数値を明確にして、窓や断熱材も性能の高いものを選ぶ
  3. パッシブデザインの「日射取得」「日射遮蔽」を取り入れる
  4. 換気システムの種類とそれぞれのメリット・デメリットを把握して、慎重に選ぶ
  5. 気になる会社の高気密高断熱住宅を実際に体感する

家の性能についてお伝えしましたが、家づくりは土地探し・設備・間取り・インテリア・資金面など考えることが山ほどあります。

どれも大切ですが、家の壁を取り換えることは難しいので性能に関することは特に慎重になった方が良いです。

上棟にこぎつけるまで考えることが多く、最後の方には疲れてきますが、考え抜いて建てた家だったら多少の不便も納得できます!

予算の関係もありますし、完璧な家づくりは正直難しいです。

高気密高断熱住宅について自分で調べた中で、妥協できるところを見つけつつ最大限できる対策をしましょう。

高性能な家づくりができれば、夏は涼しく、冬は暖かい家を自分が思っているより安い冷暖房費で実現できます!

皆さんもこの記事を参考に、快適な住空間を手に入れてください♪

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